使い方
- 上の枠に音声ファイルをドロップするか、クリックして選びます。いくつでもまとめて入れられます。
- 入れるとすぐに、48,000Hz・16bitのWAVに変換します。44,100Hzや24bitにしたいときは、設定を変えます(入れたファイルは自動で変換し直します)。
- 「聞いてみる」で音を確かめて、「保存」で1つずつ、または「まとめて保存(ZIP)」で全部を保存します。保存されるファイル名は「元の名前_48k.wav」です。
Gemini TTSなどで作った、WAVのヘッダーがない音声データ(生のPCM)は、「生のPCM(Gemini TTSなど)として読む」にチェックを入れてから入れてください。拡張子が .pcm・.raw のファイルは、チェックがなくても生のPCMとして読みます。
AI音声をPremiere Proに入れると音が出ないとき
OpenAI.fm(OpenAIの音声生成)で作ったWAVは、24kHz・16bit・モノラルです。Zennの記事では、このWAVをPremiere Proに読み込むと、波形が出ず無音になったり、「ファイル形式がサポートされていません」のようなエラーになったりする例が紹介されています。どちらも、24kHzを48kHzに変換すると再生できるようになったそうです。
記事では、変換のしかたとしてAdobe Audition・Media Encoder・ffmpegが紹介されています。このページでは、ソフトを入れずにブラウザだけで同じ変換(48kHz・16bit)ができます。ビット深度は16bitのままで問題ありません。
Premiere Proのバージョンや環境によっては、24kHzのままでも読み込めることがあります。音が出る場合でも、動画の音声は48kHzがよく使われるので、先にそろえておくと編集で迷いません。
サンプリングレートとは
サンプリングレートは、1秒間に音の大きさを何回記録するかの数です。24kHz(24,000Hz)なら1秒に24,000回、48kHzなら48,000回です。記録できる一番高い音は、サンプリングレートの半分までです。24kHzの音声には、12kHzより高い音は入っていません。
24kHzを48kHzに変換しても、音がよくなるわけではありません。12kHzより上の音が新しく増えることはなく、編集ソフトで扱いやすい形に整えるための変換です。逆に48kHzを24kHzにすると、12kHzより上の音はなくなります。
| サンプリングレート | よく使われるところ |
|---|---|
| 48,000Hz | 動画の音声。Premiere ProやDaVinci Resolveなどの編集 |
| 44,100Hz | 音楽CD・音楽の配信 |
| 24,000Hz | OpenAI・GeminiなどのAI音声(TTS)の出力 |
| 16,000Hz | 音声認識や通話の録音 |
Gemini TTSの音声(生のPCM)を読む
Gemini APIの音声生成をストリーミングで受け取ると、データはWAVのヘッダーがない生のPCM(16bit・リトルエンディアン、24kHz、モノラル)です。OpenAIのAPIでも、出力形式に「pcm」を選ぶと、24kHz・16bitでヘッダーのないデータになります。
ヘッダーがないと、ソフトはサンプリングレートやチャンネル数がわからないので、そのままでは再生できないことがほとんどです。このツールで「生のPCMとして読む」にして、元のサンプリングレート(ふつうは24,000Hz)とチャンネル(ふつうはモノラル)を選ぶと、ふつうのWAVになります。
- 声が低くゆっくり、または高く速く聞こえる:元のサンプリングレートの選び方が違います。
- 2倍速のように聞こえる:モノラルのデータをステレオとして読んでいます。モノラルにしてください。
- ザーッという雑音になる:16bit以外のデータ(32bit浮動小数点など)か、音声ではないデータです。
16bitと24bitのちがい
ビット深度は、音の大きさを何段階で記録するかです。聞くため・動画に入れるためなら16bitで十分です。あとの編集で音量を大きく上げ下げするなら、24bitにしておくと細かいところまで残せます。元が16bitの音声を24bitにしても、音質は変わりません。
このツールでできること・できないこと
- WAVは、ヘッダーから元のサンプリングレート・ビット深度・チャンネル数を読んで表示します。WAVE_FORMAT_EXTENSIBLE形式や、24bit・32bit浮動小数点のWAVも読めます。
- 変換は、窓関数をかけたsinc補間(ポリフェーズフィルター)で行います。24kHzの音声なら約10.8kHzまでをそのまま通し、それより上をなだらかに落とします。折り返しのノイズが出ないようにするためです。
- MP3・M4A・OGGなどの圧縮された音声は、ブラウザが読み込むときに変換後のサンプリングレートにそろえるので、元のサンプリングレートはわかりません。M4Aが読めるかどうかはブラウザによります。
- 32bit浮動小数点のWAVで0dBFSを超えている部分は、16bit・24bitにすると割れます。そのときは結果に書き出します。
- WAVと生のPCMは少しずつ読んで処理するので、長いファイルも変換できます。MP3などはまとめて読み込むため、とても長いファイルはメモリが足りずに失敗することがあります。
- 音量は変えません。音量をそろえたいときは音量をそろえるツール、いくつかの音声を1つにしたいときはWAVを結合するツールを使ってください。
よくある質問
44.1kHzと48kHz、どちらにすればいい?
動画に使うなら48kHzです。音楽の配信やCDに合わせるなら44.1kHzにします。ポッドキャストは、Apple Podcastsの案内ではどちらも使えます。
元のファイルは変わる?
変わりません。変換したWAVを新しく作って保存します。
ファイルはどこかに送られる?
送られません。読み込みも変換も、このページの中(ブラウザ)だけで行います。
もとから48kHzのファイルを入れるとどうなる?
サンプリングレートはそのままで、設定したビット深度・チャンネルのWAVとして書き出します。16bitのWAVを16bitで書き出すときは、音のデータは変わりません。
モノラルとステレオ、どちらがいい?
ナレーションならモノラルのままで問題ありません。編集ソフトや投稿先でステレオが必要なときだけ「モノラルをステレオにする」にチェックを入れてください。左右に同じ音が入ります。