ブレーカーが落ちるか計算する

同時に使う家電を選ぶと、家全体の契約アンペアと、コンセントの回路(20A)ごとに、あと何W使えるかがわかります。どの組み合わせで落ちやすいかも出します。

契約を選ぶ

家全体で同時に使える電気の大きさです。超えると家じゅうの電気が止まります。

契約アンペアの調べ方

分電盤のブレーカーの色を見る:東京電力エナジーパートナーの契約では、分電盤にあるアンペアブレーカーの色で契約アンペアがわかります。

色赤ピンク黄緑グレー茶紫
契約10A15A20A30A40A50A60A

検針票や電力会社のWeb明細を見る:「契約」「契約電流」などの欄に、30Aや40Aのように書いてあります。

スマートメーターの家:アンペアブレーカーがなく、メーターが契約アンペアを見ています。超えるとメーターの中のスイッチで電気が止まり、10秒ほどで自動で戻ります(東京電力パワーグリッド)。契約は検針票やWeb明細で確かめてください。

関西電力の従量電灯A:基本料金がなく、アンペアの契約もありません。「アンペアの契約がない」を選ぶと、このプランの対象になる6kVA(60A相当)未満と比べます。

同時に使う家電を入れる

はじめは例として、冬の夕方にキッチンとリビングで同時に使う家電が入っています。自分の家の家電に入れ替えてください。

「回路」は分電盤の小さな安全ブレーカー1つ分です。同じ部屋や近くのコンセントは、同じ回路のことが多いです。わからないときは、ブレーカーが落ちたときに一緒に止まったコンセントを同じ記号にします。エアコンなど専用のコンセントは「専用回路」、200Vの家電は「200V(専用)」です。

使う 家電 消費電力(目安) 回路 アンペア 削除

W数は目安です。本体のラベルや取扱説明書の「消費電力」に書き換えると正確になります。「使う」のチェックを外した家電は、計算に入れません。

ブレーカーは落ちる?

家全体(契約40A)

0A / 40A

回路ごと

分電盤の小さなブレーカーに書いてある数字です。多くは20Aです。

    アドバイス

      使い方

      1. 契約アンペアを選びます。わからないときは「わからない」を選ぶと、調べ方が開きます。
      2. 同時に使う家電を追加します。W数は目安なので、本体のラベルや取扱説明書の「消費電力」に書き換えると正確です。
      3. 同じ回路(分電盤の安全ブレーカー1つ)につながる家電に、同じ記号(回路A・B…)を付けます。
      4. 家全体と回路ごとに、あと何W使えるか、落ちる組み合わせがないかが出ます。

      はじめに入っているのは、冬の夕方にキッチンとリビングで家電を使う例です。「すべて消す」で空にして、自分の家の家電を入れてください。

      ワット(W)とアンペア(A)の関係

      アンペア(A)≒ 消費電力(W)÷ 100

      東京電力エナジーパートナーは「100Wで1A、1,000W(1kW)で10A」と考えるよう案内しています(100Vの場合)。たとえば1,500Wの電子レンジは15A、1,200Wのドライヤーは12Aです。電子レンジは「600W」などの出力と消費電力が別の数字なので、本体の「消費電力」を見てください。

      落ちるブレーカーは2つある

      使いすぎで落ちるブレーカーには、家全体を見るものと、回路ごとに見るものがあります。

      ブレーカー落ちるとき止まる範囲
      アンペアブレーカー(契約用)家全体で、契約アンペアより多く使ったとき家全体
      安全ブレーカー(回路用・分岐ブレーカー)キッチン・リビング・2階の部屋などの回路で、一度に2,000W(20A)より多く使ったときその回路だけ

      安全ブレーカーは、10〜30Aの小さな電流が流れる回路を守るものです。コンセントの回路は1回路2,000W(20A)として考えるのが目安で、このツールもはじめは20Aで計算します。分電盤の安全ブレーカーに15Aや30Aと書いてあるときは、結果の「回路ごと」にある「安全ブレーカー」で選び直してください。

      家全体では余裕があるのに落ちるときは、たいてい回路の安全ブレーカーです。電子レンジ(1,500W)とドライヤー(1,200W)は、どちらも1つで回路の半分以上を使うので、同じ回路のコンセントで同時に使うと2,000Wを超えて落ちやすくなります。

      壁のコンセントは、2口を合わせて1,500Wまでです。テーブルタップで差し込み口を増やしても、合計は1,500Wまでです。

      スマートメーターの家には、アンペアブレーカーがないことがあります。この場合はメーターが契約アンペアを見ていて、一定の時間超えるとメーターの中のスイッチで電気が止まり、10秒ほどで自動で戻ります。続けて何度も超えると自動では戻りません。

      200Vの家電の数え方

      電力会社の約款では、契約電流(契約アンペア)を「100Vに換算した値」と決めています。そのため、200Vの家電も契約アンペアに対しては「W ÷ 100」で数えます。東京電力エナジーパートナーの目安表でも、200VのIHクッキングヒーターを20〜30A、すべての口を最大で使うと58Aとしています。

      200Vの家電は、100Vのコンセントとは別の200Vの回路で使います。このツールでは回路で「200V(専用)」を選ぶと、回路ごとの計算から外し、家全体の計算にだけ入れます。200Vを使うには、家の配線が単相3線式(100V/200V)になっている必要があります。

      契約アンペアの選び方

      契約アンペアは、同時に使える電気の大きさです。東京電力エナジーパートナーは、1年でいちばん電気を多く同時に使うとき(たとえば冬の夕食どきに、キッチンと居間で使うとき)に合わせて選ぶよう案内しています。このツールの「契約アンペアの目安」は、入れた家電を全部同時に使ったときの合計から出しています。

      契約アンペアを上げると、基本料金が上がります。東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bの基本料金(税込・1か月)は次のとおりです。

      契約10A15A20A30A40A50A60A
      基本料金311.75円467.63円623.50円935.25円1,247.00円1,558.75円1,870.50円
      • 60Aを超える使い方は、kVAで契約する従量電灯Cになります(1kVAは10A相当)。
      • アンペアを下げても、使う電気の量が同じなら、電気代の合計が下がるとは限りません。
      • 関西電力の従量電灯Aには基本料金がなく、アンペアの契約もありません。同時に使う電気の最大が6kVA未満の家庭向けのプランです。
      • スマートメーターで設定できるのは、単相2線式の家では30Aまでです(東京電力パワーグリッド)。

      ブレーカーが落ちたときは

      1. 使っている家電のスイッチを切り、同時に使う家電を減らします。
      2. 落ちたブレーカーのつまみを上げます。スマートメーターで止まったときは、10秒ほど待つと戻ります。
      3. 何度も落ちるときは、このツールでどの回路が多いかを確かめ、家電を別の回路のコンセントに移すか、使う時間をずらします。

      安全ブレーカーには、漏電したときに電気を切る働きはありません。使いすぎではないのに漏電ブレーカーが落ちるときは、電気工事店や電力会社に相談してください。

      よくある質問

      どのコンセントが同じ回路かわからない

      分電盤の安全ブレーカーには、部屋ごとのコンセントや照明がつながっています。ブレーカーが落ちたときに一緒に止まったコンセントは、同じ回路です。わからない家電は「わからない」のままでも、家全体の計算には入ります。

      エアコンはどう入れる?

      エアコン専用のコンセントにつながっているときは「専用回路」、200Vのエアコンなら「200V(専用)」を選びます。エアコンは運転を始めたときに電流が大きくなるので、ぎりぎりのときは「立ち上がり時」の目安でも確かめてください。

      計算では大丈夫なのに落ちる

      W数が目安より大きい家電や、入れ忘れた家電(冷蔵庫・照明・待機中の機器など)があるかもしれません。温めはじめのヒーターやエアコン、乾燥中の洗濯機のように、使う途中でW数が上がる家電もあります。

      入力した内容はどこかに送られる?

      送られません。計算はすべてこのページの中で行っています。家電の一覧と契約は、次に開いたときのために、このブラウザの中にだけ保存します。

      出典

      計算結果は目安です。実際の電流は、家電の使い方や機種によって変わります。分電盤の工事や配線の変更は、電気工事士の資格がある人に頼んでください。